オニヤンマ改変(NEO)

主にツイッターログ

午前3時10分起床

 31日の午後10時10分頃にフッと睡魔が襲ってきて、その5時間後(タイトルに提示した時刻)に目が覚める。ここ数週間、5時間睡眠が続いているからか、体が覚えてしまったらしい。
 目が覚めたそこからは、微かにジャズの音色が聞こえた。しかし、こんな時間に家族の誰がジャズの演奏を聴くのだろうか?そもそも、うちの家族で、ジャズを聴くことが好きな人は居ないはず。嫌いではなくとも、こんな時間に、わざわざ聴くような人は居なかったのだ。
 ワタシはトイレへ行ったついでに、リビングを覗いた。ソファでは父親が鼾をかいて眠っている。部屋の蛍光灯とテレビはついたままだ。テレビからは勢いよくジャズの演奏が流れている。どうやら父親がBS放送で何か別の番組を見ていて、それから蛍光灯もテレビもつけたまま、眠ってしまったようだ。
 そしてワタシは眠っている父親の傍らで、テレビのリモコンを手に取り、電源を切る。主電源を切らなかったのは、父親が目覚めた時すぐにテレビを見る事が出来るためである。エコロジーだか言っている世の中に反しているよな、とふと思い、同時に片口が上がった。
ふはっ、こんな時間に何考えてんだろ。もっとアタマも無防備になって構わない時間じゃないのかな。
 なんだかその記憶を記録に残したくなったので、自室に戻り、ケータイを開く。メールボタンを押し、<新規作成>を選ぶ。親指が生み出す世界。というか、先程起こった事実を、ありのままに文章化しているだけなのだけれど。
 ただ、フツーの日記風に打つのもどこか面白みが無いので、今回は小説っぽく文章を打ってみることにした。最初はアタマの中で整理するのに、少し時間がかかったが、暫くすると、筆(というか親指か)がのってきた。
 そして今、そう、今。遂に親指が追いついた(ように思えた)。そして当たり前のように文章化する話題が無くなる。…ああ。
 何か無いだろうか、と辺りを見回す。窓からはちょっとだけ朝日が差していた。差していた、というよりは微かにぼんやりと明るくなったというか。それはまるで、ワタシが目覚めた時微かに聞こえた、音のようだった。


 午前6時まで、もういちどおやすみ。