Happy birthday 自分。
本日は授業で京うちわと京扇子を作ってきました!画像は完成品です。
京扇子と京団扇について
京扇子
- 平安時代、紙がまだ貴重品だった当時、記録用紙の代用品として使用されていた木簡を綴じ合わせたものが期限である(桧扇)。
- 鎌倉時代の禅僧らによって日本の扇子が中国へ渡る。
- 室町時代に日本の扇子は中国で変化を遂げ、その扇子(唐扇)が日本へ逆輸入されるようになる。同時に、一般庶民への扇子の使用が許可されるようにもなった。
- 江戸時代に入ると扇子作りは冠、烏帽子作りとともに「京の三職」として栄え、広く庶民の日常生活で普及し、能楽・狂言では必ず用いられ、茶道、香道にも各家の好扇(このみせん)が生まれる。
- 明治34年(1901)に開催されたパリ万博への出展がきっかけで、ヨーロッパでは布貼りの「絹扇」へ発展し、高級品として貴婦人を魅了した。
- 現在、扇子は日本のほかに中国・スペインで作られ、世界中で使われている。
京うちわ
- 中国の周の時代(紀元前3世紀)には既に存在したといわれている。涼をとるだけでなく、祭礼や、貴婦人たちが顔を隠すために用いられた。
- 日本に伝わったのは6〜7世紀ごろで、「翳(さしばり)」と呼ばれて天皇即位の調としても使われていた。
- 戦国時代には武将の軍配や、過信への褒美として用途は時代とともに変化を遂げていった。その他にも神事に使われた。
- 江戸時代には京団扇の特徴である、「挿し柄」の技法を用いた「御所団扇」も登場し、各地で作られるようになる。
- 現在では主に涼をとるために団扇は愛用され続けている。
感想
実際に団扇や扇子を作って(といっても仕上げ作業程度だが)扇子や団扇はどういった過程で作られているのかわかった。また、伝統工芸を守り続けていくには、お互いの協力や理解を広めることが大事なのだと思った。