オニヤンマ改変(NEO)

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嶋原いってきた

xfourtyx2005-12-10

画像は嶋原の大門。
行ってきましたよーvv司さんも今回は正装(太夫の装束)でムチャクチャキレイでした。前回の授業まとめ→id:xfourtyx:20051112
遊郭は普通の世界とは違う離れた世界なんだけれど、とても居心地がよくて。ずっと居たい気分になりました。
先ず今はもう廃業となって博物館としてある、角屋(すみや)さんへ。かつては揚屋という、太夫や芸妓さんなどを招いて詩歌を詠んだり、お茶を点てたり、宴会をしていたところなのでとても広くて、庭やら部屋の内装やらとてもきれいでした。揚屋は『料亭なので料理が出せる』『宴会が出来るような座敷がある』『広い庭がある』『茶室がある』というキーワードが揃っていなければ成り立たないそうです。確かにそうですな。揚屋建築でポイントのひとつは屋根の出っ張った部分が広いところだそうです。雪国であれば広いと柱を立てなければ雪の重みで屋根が崩れるのですが、京都の街はそれほど雪が降らないので、支柱がありません。
あ、今回うかがった角屋も輪違屋(わちがいや)も基本は京都の町家ですので、柱があまりありません。今の建築法では違反らしい…。なので、何本か新たに立てられた柱がありました。
角屋さんのもう一つの屋根の特徴は屋根の丸い部分が、六角形になっているところです。即ちこういう感じ。
2階もあるのですが、入場料が別途かかるので今回は省略(苦笑)。京都駅からもムチャクチャ遠い所にあるというわけでも御座いませんし、丹波口にはリサーチパークや中央卸売市場がありますので、機会があれば行ってみて下さい。河原町からだと五条通りをずずずいっと西方向へ向かったところといえばわかるでしょうか…。

それから画像にもある嶋原の大門へ。吉原と違い嶋原は門が東西にあり、通り抜けが可能だったのです。なので火災はたった1度しかなかったそうです。

それから輪違屋へ。始めは司太夫さんの道中(練り歩き)を見ました。太夫さんは三つ足という底が3つに割れた高さ16㌢、重さ(合計)4㌔の下駄を履き、外八文字を描いてゆっくりゆっくりと歩きます。そのときの姿勢はまっすぐ、前を向いていてとても美しい。そして太夫の前を歩く禿(かむろ)さんが可愛らしかったです。輪違屋のロゴは輪っかが二つ重なっているものですが、それは商標であり家紋ではありませんのでご注意。
それから輪違屋の座敷へ上がって、太夫さんの舞やお茶を点てるところを見て一通りが済み、太夫についての説明や輪違屋にある様々な文化財を見せていただきました。例えば近藤勇の書や、桂小五郎の書など。新撰組関連というか幕末のものがやはり目に付きますね。
こちらでは2階の部屋も見せていただきました。紅葉の間という、壁に紅葉が貼られている部屋があるのですが、そこにステキな仕掛けがありまして。説明のみでしたが、実際にそうしているところも見てみたいです。

うーん。あとは画像だけにします。

角屋の台所

輪違屋のロゴ

太夫さん

150年前の着物(打掛)