オニヤンマ改変(NEO)

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文楽劇場

いてきましたー(*゜▽゜ノノ゛☆
ストーリーを事前に大学で予習してきたからか、結構簡単というか、内容がすごくよく分かりました。あとは江戸時代の大阪弁なんかも参考になりました(個人的に江戸時代の大阪について研究してるので…)。
プログラムは夏祭浪花鑑と連獅子でした。
夏祭〜のが演劇といいますか、人形が*1セリフを言って演技をしているもの。連獅子は歌と踊りみたいな。どちらもストーリー性はあるんですけど、セリフ重視か歌重視かの違いと述べておけば分かりやすいでしょうか?
ストーリー…夏祭〜に関しては岩波の古典文学大系でも借りて読んでいただければ一番かと…っていうのも難儀なので、チラシに載っていたあらすじをば紹介致しまっす。

泉州の武士玉島磯之丞は傾世琴浦と深い仲であるがために、琴浦に横恋慕する悪い侍に狙われます。玉島家に恩義があるため磯之丞を支える団七、一寸徳兵衛、釣船の三婦(さぶ)ら侠客たち。しかし悪侍は、三河屋義平次(団七の義父)と結託し、琴浦をかどわかします。その知らせに仰天した団七は、必死の思いで強欲な義父を追うのでした…。
住吉大社、内本町、そして高津宮夏祭の宵宮…盛夏の熱気、団七たち侠客の生きざま、徳兵衛の女房お辰の胸をすくうような姿――浪花の人びとの“意気地”が余すことなく伝わります。

まあこんな感じで。見どころは主人公のひとりである団七のカラダですね。浄瑠璃の人形って着物を脱がすと中(はらわたの部分といいましょうか)はすっからかんなんですよ。でもこの団七は、着物を脱ぐというシーンがあるため、入れ墨の入った肉襦袢みたいなものを着せて更にその上に着物を着せてるっていう、ちょっと特殊な人形になっているんですよ。
他はセリフの言い回しなんかに所々ネタが仕込まれています。舞台の上の方にスクリーンがちょろっと出ていて、そこに字幕でセリフや歌詞が流れてきますので、何を言っているか分からなくなった時はそちらを見てみるのも良いでしょう。


連獅子は歌舞伎(特に中村屋)で有名ですよね。親子の獅子が頭を振り乱して舞を踊っているのが印象的なアレです。
この演目は歌い手や三味線奏者がずらーっと並んでいたのにまず圧倒されました。あと、父親の獅子に子供の獅子が谷底へと落とされる所!観た時思わず「オォッ!」って声を発しましたもん。


席が前過ぎて首が疲れたけど、すごく楽しかったです!

*1:実際は大夫さん